UA値が最低でもZEH基準をクリアしている住宅会社を選ぼう【ハウスメーカー・工務店の選び方➁】

家づくり

どうも、コアリーマンです!

現在、コアリーマンは家づくりを進めており、工務店を決めたところです。(2021年2月12日現在)

コアリーマンは現在、築60年のオンボロ社宅に住んでおり、夏はとにかく暑いし、冬はとにかく寒い!

詳しくはこちらの記事へ!
住宅購入を考え始めたタイミング、家づくりのきっかけ(コアリーマンの場合)

そんなコアリーマンの家づくりの最重要方針は、

「夏涼しくて、冬暖かい」

夏涼しくて、冬暖かい家づくりをする上で、避けては通れないのがUA値という数値です。

  • 工務店・ハウスメーカーの選び方の基準が分からない
  • 夏涼しくて、冬暖かい家を建てたいけど、どんな住宅会社を選べばいいのか分からない
  • UA値が何か分からない
  • 家を建てる上でUA値が重要って聞くけど、どこまで目指せばいいの?

この記事はそんな方たちに向けて書いています。

結論:UA値が最低でもZEH基準をクリアしている住宅会社を選ぼう

さっそく今回の結論です。

UA値が最低でもZEH基準をクリアしている住宅会社を選びましょう!

UA値という数値は、夏涼しくて冬暖かい家を建てる上で、必ず覚えておく必要のある数値です。

ではUA値とは何を表す数値なのでしょうか。

UA値とは

UA値とは、家からどれくらいの熱量が外に逃げているかを表す数値です

UA値(外皮平均熱貫流率)

ポイントはUA値が低ければ低いほど、夏涼しくて冬暖かい家になるということです。

しかし、1点注意しなければならないのは、あくまでUA値は平均であるということです。

例えば、壁の断熱性能が150点、窓の断熱が50点の場合でも平均は100点となってしまいます。

きちんと窓も100点をとった上で、平均が100点となることを目指しましょう!

窓についてはこちらの記事へ。
「標準仕様が樹脂窓の住宅会社を選ぼう」ハウスメーカー・工務店の選び方①

UA値が低ければ低いほど、夏涼しくて冬暖かい家になることは分かりました。

ではUA値はどこまで低い数値を目指せばいいのでしょうか。

UA値の目指すべき基準とは

日本には北海道などの寒い地域もあれば、沖縄のように暖かい地域もありますので、実は地域ごとに目指すべきUA値は異なります。

まずはご自身の建築予定地がどの地域区分になるか確認しましょう。

省エネ地域区分

(出典:IBEC)

ちなみに、コアリーマンの建築予定地は6地域になります。

では目指すべきUA値が地域ごとに異なることを抑えた上で、どこまでUA値を低くすればいいのでしょうか。

実は日本では、UA値の基準がたくさんあり、どこまで目指すべきかは議論が分かれています。

UA値の基準は大きく3つありますので、紹介していきます。

省エネ基準(断熱等級4)

1 つめは、省エネ基準(断熱等級4)になります。

省エネ基準(断熱等級4)のUA値

(出典:YKK AP)

省エネ基準は国が定めたUA値の基準であり、現在はこの断熱等級4が一応最高ランクです。

長期優良住宅の認定基準となっていることもあり、多くのハウスメーカーや工務店のカタログで見かけることが多いUA値の基準になります。

しかし、これは世界的に見るとさほど厳しい基準ではなく、この基準を満たしても決して省エネな住宅とは言えません。

省エネ基準を満たした家では、冬に暖房をつけない状態だと、室温は概ね8℃を下回らない程度です。

8℃ってどうですか?寒いですよね?笑

「断熱等級4の最高基準をクリア!」とカタログやHPに記載のある住宅会社は、むしろ「夏涼しくて冬暖かい家を建てることが苦手」と思っていいかもしれません。

ZEH(ゼッチ)基準

2つめは、ZEH(ゼッチ)基準です。

太陽光発電をつけて、発電エネルギー=消費エネルギーを目指そうとする基準です。

ZEHで満たすべき項目はたくさんありますが、そのうちの一つである断熱性能の基準が「UA値0.6以下」です。

ZEH基準のUA値

省エネ基準より、厳しい基準になっています。

(出典:YKK AP)

ZEH基準を満たした家では、冬に暖房をつけていない状況でも、室温は概ね10℃を下回りません。

冬に暖房をつけずに10℃以上であれば、少し快適な家といえるのではないでしょうか。

最低限、ZEH基準を満たせる住宅会社を選びましょう!

HEAT20

3つめは、HEAT20です。

HEAT20とは、住宅会社や建材メーカーなどが作る「20年先を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略です。

HEAT20のUA値

省エネ基準やZEH基準より厳しい基準となっています。

(出典:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)

HEAT20の中でもG2基準を満たした家だと、冬に暖房をつけていない状況で、室温は概ね13℃を下回りません。

寒さに強い方なら、冬に暖房をつけなくても問題ないくらいかもしれません。

しかし、断熱性能を上げれば上げるほど当然コストが上がってきますので、もし住宅に充てる資金に余裕がある方でしたら、HEAT20の基準を目指してもいいかもしれません。

ちなみにコアリーマンは、どうしても夏涼しくて冬暖かい家を建てたかったので、このG2基準の家を建てれる工務店を選びました!

資金に余裕はありませんが、「夏涼しくて冬暖かい家」が最重要方針でしたので、UA値にはこだわりました。

UA値の基準、どこまで目指すべきかはお分かりいただけたでしょうか。

では夏涼しくて冬暖かい家を建てるのに、抑えるべきUA値はいつ確認すればいいのでしょうか。

UA値はいつ、どのように確認すればいいのか?

カタログやホームページでUA値を確認する

注文住宅を建てようと考えたら、まずは資料請求やネットで工務店やハウスメーカーを探すのではないでしょうか。

きちんと性能の高い家づくりをしている住宅会社であれば、必ずと言っていいほど、ホームページやカタログに平均のUA値の記載があります。

むしろホームページやカタログにUA値の記載がない住宅会社は、夏涼しくて冬暖かい家を建てることはできないと言っても過言ではないかもしれません。

まずはホームページやカタログでUA値を確認するようにしましょう!

打合せでUA値を確認する

工務店やハウスメーカーでは、無料で見積もりを出してくれるところが多く、そのためのプランの打合せがあります。

その打合せの際に、UA値を確認するといいでしょう。

もし営業さんが自分の会社が建てるUA値について、十分な説明ができないようでしたら、その住宅会社は絶対に選んではいけません。

契約前にUA値を確認する

UA値は計算で算出するものであり、建てる家の窓の数や仕様、間取りによって変わってきます。

つまり、カタログやホームページにUA値の記載があったとしても、皆さんの建てる家がそのUA値を満たすとは限りません。

ですので、必ず契約の前にこう確認しましょう!

私の建てる家のUA値は最低でもZEH基準を満たすようにしてください!

契約前にUA値の要望を伝えておくことで、契約後に見積もりがどんどん高くなることを防げますので、必ずUA値は契約前に確認するようにしましょう!

まとめ

夏涼しくて冬暖かい家を建てたいと思うのであれば、UA値を最低でもZEH基準を満たす工務店・ハウスメーカー・工務店を選びましょう!

  • UA値は最低でもZEH基準
  • 必ず契約の前にUA値を確認
  • もし資金に余裕があるならHEAT20 G2グレードのUA値を目指す

ちなみにコアリーマンは、平均UA値が0.4の工務店を選びました。

もちろん契約の直前にもUA値の確認は徹底します!!

ハウスメーカー・工務店を選ぶ際には、

UA値はどのくらいですか?

この質問は忘れずするようにしましょう!

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